住む場所に影響されて変わるジブン
フィンランドに2年間住んで、前より幸せになるための選択ができるようになってきたと思う。
お金持ちになりたい、有名になりたい、色んな欲求や本能はあるけれど、その先にあるのは幸せになりたいというシンプルな思いだということに気付いた。それは、フィンランドという場所・人・流れる時間にジブンが影響されたのだと感じる。
フィンランドでは、真冬が真っ暗で、否が応でもジブンと向き合う時間が増える。外が真っ暗だから家の中で、友人や家族と過ごす時間を大切にする。人口密度が小さい(日本とほぼ同じ国土に500万人の人しか住んでない)から、空間の余白があって、内省したくなるマインドフルな環境がある。こんな風にして、徐々にジブンは影響されていく。
自分あるいは人生を変えるには、①時間の使い方を変えるか、②付き合う人を変えるか、③住む場所を変えるしかない、と一度は聞いたことがあるだろう。
この3つのなかで、自分の意思で簡単に変えることができるのは、③の場所を変えることだと思う。③の場所が変われば、①流れる時間が変わって、②付き合う人が変わる。
就職して仕事がうまくいかなかったら、仕事ができそうな人達が住んでるエリアに引越す、失恋したらモテそうな人が住んでるエリアに引越す。ちょっとバカバカしく聞こえるけれど、90°・180°違う場所に住んできた今はたしかに、住む場所を変えると人生変わるかもなんて想像する。
フィンランド🇫🇮だけでなく、南国の国フィリピン🇵🇭に住んだり、ザ欧米のオーストラリア🇦🇺にも住んできた。
陽気な国に住めば、自分の性格も少なからず楽しくノリが良くなる。一年中温暖なフィリピンでは、たくさんのフルーツがとれて、働かなくても生きていける?と考える楽観的な国民性から、今を楽しむ陽気な人たちが多かった。フィリピンから帰った私も、おそらくその1人だったと思う。
オーストラリア🇦🇺にいた時は、自分の主張をはっきり伝える、自分を理解してもらえるまで徹底的に議論する、そんなジブン・ジブンを中心に据える環境のなかにいて、帰国した私もゴーイングマイウェイな性格へと影響されていた思う。
場所が変われば人も変わる。場所が変われば流れる時間も変わる。場所と人と時間が変われば、人生が変わる。言い過ぎではないように思う。なぜなら、人生を変えるための①・②・③全てが変わるのだから。
だからこそ、大切にしてほしい、大切にしていきたいのは、影響を受けたいと思えるワクワクする場所に住むこと。
誰しも、住む場所から、無意識に影響を受けてしまう。何となく違和感があるなぁと思う場所にいると、いつのまにか自分でも気がつかないうちに、好きではない自分になってしまうかもしれない。反対に、ワクワク感を大切に住む場所を決めていけば、ワクワクする自分になれたり、素敵な人生を過ごすことができるかもしれない。
海外に不必要に行く必要はない。ちょっと気になっていたあの隣町に引越すだけで、今よりちょっと幸せな日々を送ることができるのかもしれない。
Photo at The Garden of Plants, Paris, France
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